楽毅SUGEEEEEEEE

楽毅(一) (新潮文庫)

楽毅(一) (新潮文庫)

楽毅(二) (新潮文庫)

楽毅(二) (新潮文庫)

楽毅(三) (新潮文庫)

楽毅(三) (新潮文庫)

楽毅(四) (新潮文庫)

楽毅(四) (新潮文庫)

これは……面白いねえ……。絶句してしまう。最終巻で初めて斉を破ったあたりの、「楽毅の雷鳴が〜」のくだりはマジに鳥肌立ったよ。
このひとの小説の凄みは、小説そのもののドラマ性だけでなく、その時代に合わせた社会思想をきちんと踏まえているところだと思う。「時代」が持つ独特の空気というものを。殷王朝末期の小説と春秋時代の小説とこれ(戦国時代中期)とでは同じ国の話とは思えないほど、小説全体の雰囲気がまったく違う。超ー良書ー。