ニンジャ小説

三国志〈4の巻〉列肆の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

三国志〈4の巻〉列肆の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

官渡の戦いが終わった。この小説はニンジャと馬と房中術でできているようだ。ニンニン!
荀紣劉備の、帝と国政に対する考え方はおもいっきり日本の天皇制そのものじゃんかよ。曹操荀紣の対立は帝政じゃなく儒学を間に挟んで欲しかったかなあ。読み進めないと何とも言えないけど。
劉備がポジティブな日和見主義かつ大雑把なヤツじゃなく、細かいことをみみっちく気にする普通の人なのでちょっと物足りなくもありました。劉備って正史だと実像がほとんど分からないのかしらん。書き手によってキャラが違いすぎるというか、劉備をどう書くかが小説家の腕の見せどころなのだろうか。

五巻以降はまだ図書館から来てないので一旦休みにして司馬遼太郎でも読む。