ひとつ前の記事、文章がめちゃめちゃ

曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫)

曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫)

曹操〈下〉―魏の曹一族 (中公文庫)

曹操〈下〉―魏の曹一族 (中公文庫)

アタイ将来男児を産んだら孟徳って名付けるYO!(止せ)…ってすみません冗談です「もうとく」にするのはドラクエの勇者に留めておきます
ホームドラマあり薀蓄あり萌え展開(?)ありでなかなか読みごたえあるんだけど、三国志を知ってる人でないとあまり楽しめないかも。同じ作者の『諸葛孔明』とは違って伝記小説っぽくはなく、史実の描写は軽いジャブ程度。異民族や新興宗教との繋がりがあるウラの顔を持つ曹操、そしてマイホームパパとしての曹操を描いた小説です。いうなればバックステージの曹操って感じでしょうか。なので三国志の流れを知ってれば行間を知識で埋められるから面白く読めるんだけど、歴史的事件を知らなければ読みづらいと思う。ので入門書には向かないかと。
まあそれはそれとしてわたくしは非常に楽しく読みました。紅珠のような理解者がいたら、それはもう幸せな人生だろうな。しかも最期は彼女より先で幸運だったんじゃないだろうか。こういう人に先立たれてたら結構堪えると思う。
苦労の方が多かっただろうけど、やりたいことをやるだけやって生きた人だ。ほんとに。すごいぜ!